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「たとえば」を使える子どもを育てること

算数的表現力の第二弾を執筆中。

今回は、語り始めの言葉から「たとえば」に論点を絞って展開していく予定。
これについては、すでに本校発刊の教育研究や算数授業研究の雑誌を通じて
少しずつ発表していますが、これをすべてまとめて単行本にしたいと思ってます。

大人も、子どもも「たとえば」と的確な例を使いながら説明していく力をもっている
人は説得力のある説明をすることができます。
量感や数感覚を育てることを大切だと考えますが、これらも
要するに、示されたものを「たとえば・・」と何かに置き換えて考えていく力です。
1リットルの量感の豊かな人は、ペットボトル以外にもいろいろな置き換えを
考えることができます。

そして、今、議論になっている4マス関係表も
子どもたちが理解した関係を、整理して置き換える道具の一つです。
つまり、これも「置き換え」のためのものなんです。

道具は、使う人の心次第にで、良くも悪くもなりますよね。
単純にいうと刃物もそうです。
うまく使えば、素敵な料理をつくる道具になりますし、使い方を誤れば
危険な事情を引き起こす・・。
学校はある時期、こうした危険が予測されるものをすべて排除しようとしました。
本当は、ちゃんと使うことを教えればいいのに。
なんだか似てませんか。

数学のツールも同じです。あせって解けることだけを先行して教えようとするから
形式化するのです。これは教える側の姿勢が原因。
よく引き合いに出される速さの公式をおぼえる「はじき」の表とはまったく意味が違います。
4マスの関係表は、比例の表であり、比の表現方法そのものなんですから。
高学年の算数を担当する先生が、活用できないでどうするのだろうと・・・。

ただこれまでの反省から
4マス関係表で解く文章題では、
テープ図に色塗りをして、イメージ化すること
数値の関係の表から場面の問題作りをする活動
を前半は取り入れてます。
票が独り歩きするのではなく、具体的な場面と結び付けられるかを常に意識しています。

数直線、テープ図、関数表、関係図など、いろいろな手立てがこれまでにも
諸団体から提案されています。
子どもたちにいろいろ体験させ子ども自身に使いやすいものを選ばせていくといいかもしれませんね。

高学年の算数は、目前の数学へのつながりを、教える教師が意識してほしいと思います。

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ching-chirop

「はじき」との対比は,すっきりしました。

算数的表現力の本,すごく楽しみです。
いつか,お尋ねしたいなと思っていたことに,“なぜ,いくつかある語り始めの言葉の中で,「例えば」に着目されたのか”というのが自分の中にありました。
その意味でも,早く読みたいなと思います。
by ching-chirop (2012-01-06 17:00) 

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